別居婚とかプチ別居婚とか、ネットとかでちらほらみかけます。
割と他人事だったのですが、この秋から夫が単身赴任をすることになり、期せずして別居婚ということになりました。
これをきっかけに、別居婚とは果たして何なのか、自分たちの生活にどのような影響を及ぼすのか考えてみました。
単身赴任という実施の別居婚が開始されたことですし、心境の変化もあったと思います。
結論としてはやっぱり、”亭主元気で留守がいい” です。
別居婚と単身赴任の違い
単身赴任とは?
単身赴任の定義は割と定まっていると思います。
政府統計の定義によると、
1人の世帯が単身赴任者の世帯であるか否かの別。単身赴任者とは、配偶者又は扶養親族のある給与所得者で、会社などの命令により生活の本拠としていた住居を離れ、1人で3か月以上(その見込みを含む。)生活している人をいい、ここでいう単身赴任者には、出稼ぎ者も含む。
と記載があります。
勤務の都合で家族と離れて一人暮らしをする、という外部的事情によるものです。
私の夫の場合も期間としては、3年から4年程度の単身赴任をして、その後は異動となって今の家に戻ってくる予定です。
私が転勤先に一緒についていかない理由としては、
- 正社員としての自分の仕事がある
- 子供の大学への通学もあり、子供も引っ越しをする状況にはない
- 持ち家があるので、数年ならわざわざ転勤先についていく必要はないのでは?
- 単身赴任の際の家賃補助が数割あるので、かかる費用の全部持ち出しというわけではない
というような理由です。
別居婚とは?
別居婚の定義は決まったものはなさそうです。
調べて出てくるのは、”法律上の婚姻関係にあるが、別々に暮らす夫婦の形”という感じでしょうか。
仲が悪いから分かれて暮らすだけではなく、選択して分かれて暮らすのもありですから、多様的な結婚の形が増えているのでしょう。
少し前までは、別居していると言われると、離婚間近なのかと思われていましたが、変わってきています。
プチ別居婚とは何だろう?と思ったら、3か月とか半年とか短い期間別居して暮らす、とかそれでプチという言葉をつけているのですね。
単身赴任との違いは、単身赴任は外部からの事情でやむを得ず、というのが一番の違いですね。
離れて暮らす、という点は同じです。
離れて暮らしてその後また一緒に暮らす気になるかどうかは、、、
卒婚とは?
年を取っていって、卒婚という言葉もありますね。
こちらは『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、
卒婚(そつこん)とは2000年代以降の日本における夫婦生活の新しい形態の一つで、婚姻状態にある夫婦が互いに干渉することなく個々の人生を歩んでいくという生活形態のことである[1]。2004年に杉山由美子が著書『卒婚のススメ』で使用した造語。
と記載があります。
語源のもとは、以下の本です。
この言葉が出来てから、結構時間経ってますね。
もう少し新しめの本が読みたければ、
もお勧めです。
卒婚は、別に同居でも出来るので、同居でも別居でも選択可能。
卒婚するなら離婚でいいのでは、とも思いますが、金銭的な面とかで離婚まではしない状況とかあるのでしょうか。
単身赴任の実態~我が家の場合
単身赴任でかかる生活費
1.家賃 2年間は会社負担50%、それ以降は減額されていく
2.洗濯機などの家電 ネットでおひとり様セット購入(洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ)約7万円
3.テレビ 見ないので購入なし、テレビの契約も無し
4.インターネット契約 マンション無料付帯の契約のみ、繋がりが遅いようなら別回線を検討予定
5.寝具 ベッドとマットレス2万円
6.カーテンや掃除機は購入、食器などは家から持参
7.電気・ガス・水道代は払うので、その点はこれまでより費用がかさみます。
自宅から持っていけるものは持参して、新規であまり購入しないようにしました。
それでも夫は自分で欲しいものはこまごまと買って、荷物は増えていっています。。
単身赴任先の安全面
1.オートロックの単身用マンション
単身用マンションなので二人同居不可、ペット不可です。挨拶にいった両隣、真下の住人ほぼ男性ばかりで、騒音トラブル以外は安全なのでは。
2.火の用心
一人だと不安なので、IHのキッチンを選びました。もとより料理はほぼしないので、火事の心配はなさそうです。家財保険は加入させられます。
その他
1.住民票の移動はまだしていません。会社からは特に言及されてません。住民票の移動まで必要なのかどうか、もう少し調べたいと思います。
2.土日はこっちの家に戻ってくる予定です。私も土日にちょこちょこ様子を見に行っています。自宅からは電車で2時間以上です。小旅行ですね。
単身赴任明けは、また同居生活に戻れるのか?
子供がいるので私も完全に一人の生活というわけではないですが、気を配る人が一人減るとその分の負担は減るので快適です。スケジュール聞いて合わせなくては、という点も減ってより自由に過ごせます。
一度別居すると快適過ぎて、それは元の同居に戻りたくなくなるわけです、お互いに。
お互いいい年した大人ですから、自分の稼ぎでやっていけるし自分の機嫌は自分でとれる、離れてくらしても問題なさそうです。
多分困るのはもっと年を取って、補い合わないと暮らせなくなってからでしょう。そのころには同居してるメリットのほうが大きいことが想像できます。
思えば人生の前半は実家の家族と、そして数年の一人暮らしをしてから、20年近くは夫と子供と暮らして、もっと一人暮らしをしておけばよかったと思います。
思いがけなく自分のための時間が増えたのが、夫の単身赴任でえた今の生活です。
自分の人生で、充実した時間にしたいと思います。
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